時は2078年。魔法使いの家系に生まれ、色が見えなくて世界の全てがモノクロに見える17歳の少女(瞳美〈ひとみ〉)がタイムリープして、60年前のおばあちゃん(琥珀〈こはく〉)が17歳だった頃に遡り、琥珀と同じ時間を過ごして色が見えるようになるお話です。
色づく世界の明日から
瞳美の色が見えなくなった理由は、魔法使いの家系に生まれながらも魔法が使えなかったお母さんが、魔法を使える瞳美が生まれたことで家を出ていってしまったショックから心を塞ぎ込んでしまい、瞳美自身が無意識の内に自分自身にかけてしまった魔法のせいみたいでした。


塞ぎ込んでしまっている瞳美は右も左もわからない60年前の2018年に降り立ちながらも、魔法写真美術部という賑やかで優しい人たちに囲まれながら少しずつ笑顔になっていきます。

全てがモノクロに見える瞳美ですが、その部で唯一美術をしている男の子(唯翔〈ゆいと〉)の描いた絵だけが何故か色づいて見えていました。

唯翔は絵を描くのは好きだけれど人に絵を見せるのは好きじゃない。
瞳美は魔法使いの家系に生まれたけれど、母が居なくなってしまった原因の魔法は大嫌い。

これが共鳴したのかは分かりませんが、二人は次第に惹かれ合っていきます。


部内に他にも瞳美を好きな人が現れ、更にその人を好きな人が現れ、複雑な恋愛模様になりつつも学校生活を過ごしながら瞳美は少しづつ成長していきます。

時は進み、瞳美が突然消えてしまうという現象が度々起こるようになりました。

時空転移魔法が切れて時の間に飲み込まれてしまうと思った17歳の琥珀は、瞳美を未来に帰そうと魔法写真美術部のみんなに協力してもらい、タイムリープする魔法を試みます。

魔法を準備し発動するまでの時間にみんなにお別れをするのですが、両想いながらも想いを伝えないままお別れしようとします。


時間になり魔法が発動しようとするのですが、別の魔法に邪魔されてしまい瞳美と唯翔は別の空間に閉じ込められてしまいます。

その空間は恐らく二人が共鳴していたと思われる塞ぎ込んでしまっていた心の空間。

その空間の中で二人はお互いの気持ちを伝え合い心の殻を破り元の空間に戻ってきます。

心の殻を破ったことで世界がモノクロにしか見えなかった瞳美に、見えるものが全て色づきはじめます。

そして、瞳美は2078年に帰り、塞ぎ込んでいたモノクロの世界ではなく、色づいた世界を過ごし始めるところで物語は終わります。




というのがざっくりした私の解釈なのですが、伝えたいメッセージがセリフや描写などからとても多く感じられて、これであっているのか自信がありません。

どうして唯翔の絵だけ最初から色づいて見えていたのかもわかりませんでした。
好きになった人が描いた絵本を、好きだったお母さんと一緒に見ていたから…?なのかなぁ…(-ω-;)ウーン

このアニメ自体は2018年に放送されたもののようなので、考察や感想はたくさんあがっているのですが、私と同じように感じている人がいないように見えたので書いてみました。



60年後に帰ったら瞳美と唯翔はどんな再開をするのかなぁと思いながら見ていたのですが、再開するシーンはなく、瞳美が涙を浮かべながら誰かのお墓参りをする描写がほんの少しだけあったので、唯翔はもう亡くなってしまったんだろうなぁ…と察してしまい、とても心が切なくなりました。

このアニメは塞ぎ込んでしまっている人たちへのメッセージ性が詰まっていそうな物語ながらも、登場する魔法写真美術部全員にそれぞれストーリーがあるように見えました。

ニコニコ動画で一挙放送を観ただけなのですが、世界観はなんとなく掴めても、一度観ただけでは物語が伝えたいことを全て掴めてるような気がしませんでした。

アニメーション自体も背景がとても綺麗に描かれていて、描写に何度も引き込まれてしまいそうになる素敵なアニメです。

なんとか機会を作って、もう一度全部見てみたいお話です。



塞ぎ込んでしまっている心という部分が私が長年悩み続けている気持ちと似ています。

精神年齢が幼いと感じている私の心も、もしかしたら17歳の頃のまま置き去りにされてしまっているのかもしれません。








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