黙々と立ち昇る入道雲。

これからくる夏を想像させる青々とした空。

車の走る音。

歩行者用信号の音。

静かな部屋に街の喧騒がいつもより耳に残る。








うちで永らく飼っていたわんこが6月22日未明に亡くなりました。13歳でした。

弟夫婦と一緒に遊びに来た時に家に帰ろうとせずにそのままうちに居ついてしまったわんこでした。

ハムスター以外のペットを育てたことがなく、一緒に暮らしていく上で何が必要なのかどうすれば良いのかをスマホのない時代に手探りで探していきました。

家に来てくれた当初は触れると折れてしまうんじゃないかというくらい足が細く、目も飛び出しているような感じで恐る恐る撫でていました。

私が引き籠もっていた時のお出かけ相手になってくれたり、おばあちゃんが倒れてうちで介護していた時の遊び相手になってくれたり、私が怒り狂っている時にほっぺをペロペロしてなだめてくれたり…。

何か食べようとすると必ず寄ってきておねだりをする仕草は、いつまでも忘れることがないように思えます。

白内障のため目も真っ白になってほとんど見えなくなってしまっていて、耳も遠くなり鼻と感触だけを頼りに生活している状態でした。

いつからか心臓に病を抱えていたため、最近は毎日のお散歩すら満足とは言えない状態だったので、亡くなって悲しい気持ちももちろんありますが、やっと楽になってくれたという気持ちの方が大きいような気がします。

でも、覚悟はしたのに、亡くなっている姿を見て、ただ気持ちよさそうに眠っているだけに見えて…。

撫でていたら目を覚ますんじゃないかと頭を過ぎると涙がこみ上げてきて…。


もちろん起きるはずはありません。

今は私はこの思いを胸に仕舞って…。

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13年間ありがとう…。マロ…。






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