去る1月25日に、10年に1度と言われる大寒波に見舞われました。


このブログにも度々登場していた私の幼馴染の友人の母親が、その日に病院にてがんの検査をすることになっていました。

友人から聞いていたお話だと、友人の母親はここ最近食欲がなく、小さな病院で胃を検査してもらったところ腫瘍のようなものが見つかったので、大きな病院で検査してもらうとのことでした。

その大きな病院で検査を受けていたのはいいのですが、たらい回しにされてしまい友人の母親は途中で倒れてしまったそうなのです。

その倒れた後に友人は検査の結果を聞き、がんの進行度はステージIVだったと涙ながらに私に電話をしてきました。

その時は私はステージIVでも治る可能性はあると励ましたのですが、次の日に友人から電話が掛かってきて1年持つかわからないと余命を宣告されたと伝えられました。


その明後日にまた友人から電話が掛かってきて、1週間持つかわからないと言われたと聞きました。


そして、次の日友人から電話が掛かってきて、昨日の晩に亡くなったと伝えられました。


自分の足で歩いて検査に行った日から4日で亡くなるという驚異的な早さに、私は友人にどんな言葉をかけてあげればいいかわかりませんでした。


自ら命を絶とうとしたわけでもないのに人間ってそんな簡単に死ぬの…?


体が酸素の供給を行えない状況だったとか、胃に穴が空いてしまっていたとかお話は友人から聞きましたが、頭の悪い私には理解が追いつきませんでした。


友人の母親が亡くなった日。友人からの電話を受けたあと、私は居たたまれなくなって友人のもとを訪れました。

悲しみをこらえながら倒れた日から今日までのことを話してくれて、話し終えたあと抱きしめてあげると、こらえていた涙が溢れて声を上げて泣いていました。

私もマスクの下で唇を噛みながら涙がこぼれました。


65歳という寿命と言うにはあまりにも早い死。

何よりも普通に一緒に生活していた日から事故に遭ったわけでもないのに、4日で亡くなってしまったという衝撃に私は未だ困惑しています。

友人は家族葬を終え、いつもどおりに振る舞っていますが、私の方が困惑していつもどおりに振る舞えてないような気がしてます。


友人は母親とふたり暮らしだったのできっとこれから寂しくなってくる思います。
暇な時は遊びに行ってあげよう…。

当たり前のように過ごしている毎日の幸せ。

私も現在は母とふたり暮らしの状況なので決して他人事ではありません。


幸せはずっと続くものではないと痛感したので、毎日を大事に過ごしていきたいと思います。





スポンサードリンク